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MediaCenterNewsMITA
慶應義塾大学 三田メディアセンタ (ー慶應義塾図書館) http://www.mita.lib.keio.ac.jp/
館内利用案内(テープ) ☎(0�)��27‒��29
5
2007
No.101
月~金曜日 土 曜 日 日 曜 日 祝 日
図 書 館
学期期間中 8:45~22:00 8:45~21:00 13:00~18:00 休 館
休業期間中 ○8:45~20:00 △8:45~18:00 休 館 休 館
*旧館および南館は10分前に閉まります。
■図書館開館時間
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
2007
May
5 54321304/29
1211109876
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13:00~18:00
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13:00~18:00
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※ 悪天候ならびにキャンパス行事等により開館時間が変更される場合がありますので、来館前にHP等でご確認ください。
三田メディアセンター 4階に、EU情報センターが有るのをご存知ですか??
EU情報センターとは、英語名では、European Info(略称:EU i)と言い、欧州委員会が
EUに関する情報を提供するために設置しているセンターです。世界中に約500、日本には18あ
り、慶應義塾大学は1982年に日本で7番目のセンタ とーして、設置されました。新館4階の一角
にEU資料をまとめたコーナーを設け、欧州委員会出版局から寄贈を受けた、経済・産業・農業
等の選択された分野における英語のEU公式資料(官報・雑誌・統計・図書等)や、駐日欧州委
員会代表部より刊行されている日本語の公式資料を収集しています。EU情報センターは、学内の
みならず広く一般に公開しています。これは、EUの資料を提供することにより、EUに関する正しい知識と理解を広めるという、EU情報
センターの設置目的によるものです。資料を自由に手にとって閲覧できますので、みなさまも、4階に足をお運びください。
また、昨年は展示と映画会を開催し好評を博した『日・EUフレンドシップウィーク』に、今年は展示と公開講演会という形で参加し
ます。(詳細は次のページをご覧ください。)日本とEUの相互理解を深める目的で行われるこのイベントをきっかけに、是非、EU情報セン
ターをご活用ください!
カレンダー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1 読書のすすめ『文字の文化史』 ‥‥‥‥ 5
今月のお知らせ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2 よくある質問 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
データベースを活用しよう ‥‥‥‥‥‥ 3 貴重書紹介
新規データベースのお知らせ ‥‥‥‥‥ 4 『江戸切絵図 芝三田二本榎高輪辺絵図』‥ 6
今月の雑誌の動き ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4
CONTENTS
231
【答えは裏面】
今月の数字
EU情報センターをご存知ですか??
27
憲法記念日
休館
みどりの日
休館
こどもの日
休館
13:00~18:00
13:00~18:00
29 30 31
2
春のライブラリーオリエンテーション実施中
三田メディアセンターには多くの資料があり、さまざまなサービスを提供しています。ライブラリーオリエンテーションでは、
ゼミやクラスのテーマにあわせ、必要な資料の探し方やデータベースの使い方をご紹介しています。
内容(どちらか一方を選択してください)
①文献探索ツアー
ご希望のテーマにあわせたデータベース・レファレンスツールの紹介と図書館内ツアーです。文献の探し方や図書館の各種
サービスについてご案内します。3名以上で1週間前までにお申し込みください。
②データベース体験講座
特定のデータベース(1~2種類)の具体的な検索実習です。7名以上で2週間前までにお申し込みください。
所要時間は60分もしくは90分です。ご希望のテーマにあわせて準備を行いますの
で、グループ単位の事前予約制となります。図書館1階レファレンスカウンターに
ツアー申込票を提出してください。
(法務研究科にご所属の方は、南館図書室へお問い合わせください。)
実施期間:学期期間中 月~金 9:00~18:00
ツアー申込票(PDF)はホームページからもダウンロードできます。
[http://www.mita.lib.keio.ac.jp/services/ref/orientation]
“EU情報センターを活用しよう!”展 &
駐日欧州委員会代表部 ファブリス・ヴァレイユ氏 公開講演会のお知らせ
駐日欧州委員会では、毎年5月9日のヨーロッパ・デ (ー欧州連合の誕生日)を中心に文化・スポーツ等のイベント
を開催し、日・EU間の相互理解を深め、人的交流をはかっています。慶應義塾大学では、毎年このイベントに参加
しており、今年は、EU情報センターを紹介する展示と、公開講演会を予定しています。是非、足をお運びください。
<展 示> 「EU情報センターを活用しよう!」
期 間:5月9日(水)~5月25日(金)
場 所:1階レファレンスルーム 展示コーナー
<公開講演会> 「“EU at fifty:looking backward and looking forward.”
~EUの�0年:これまでの歩みと、未来のEU~」
講演者:駐日欧州委員会代表部
政治・経済部部長 ファブリス・ヴァレイユ
日 時:5月25日(金) 13:30~15:30
場 所:北館4階会議室
(一般公開・入場無料・日本語通訳有・事前申込不要)
2007年 日・EUフレンドシップウィーク参加企画
ファブリス・ヴァレイユ氏
今月のお知らせ
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MITA MediaCenterNews No.101 May 2007
データベースを活用しよう
三田メディアセンターでは、皆さんの日々の学習や研究に役立つデータベースを数多く契約しています。文献の検索、
新聞の検索はもちろん、統計データをダウンロードしたり、音楽を聴いたりすることのできるデータベースまで、その種類
は様々です。どのようなデータベースがあるのか知るために、まずは慶應義塾図書館のホームページから、「データベース
ナビ」にアクセスしてみましょう。
データベースナビ http://www.mita.lib.keio.ac.jp/dbnavi/
トップ画面の「データベースを見つける」では、分野や資料タイプ、キーワードなどからデータベースを検索することが
できます。検索結果に出てきたデータベースのうち、リンクのあるデータベースは、キャンパス内ならどのパソコンから
でもアクセスができます*1。黒字で表示されるデータベースは、図書館内の利用に限られます。キャンパス内のどの端末
からでもアクセスできるデータベースについては、「Webで使う」のタブで一覧ができます(一部データベースを除く)。
また、 keio.jp マークのついているデータベースは、自宅など、キャンパス外からもアクセスが可能です*2。
資料を探したいが、探し方がわからず迷ってしまった、という方は、「データベースを見つける」の画面下部にある
「資料の探し方」を見てみましょう。雑誌論文を探す、統計を探す、新聞記事を探すなど、探したい資料の種類ごとに役に
立つデータベースや資料などを紹介しています。またレファレンスカウンターでは、資料の探し方や、データベースの
使い方の相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
*1 キャンパス内でログインして使うことのできるパソコン、またはキャンパスネットワークに無線LANでアクセスしたパソコンが対象です。
*2 学外からのアクセスには慶應 IDが必要です。詳細は http://manual.keio.jp/index.shtmlをご覧ください。
授業でデータベースをお使いの先生へ
メディアセンターでは限られた予算の中でデータベースを提供しております。そのため価格の上昇や新規データベース
を導入する際には既存のデータベースの契約の変更をする場合がございます。データベース価格は一般的に同時アクセス
数に比例しますので、ここ数年は利用統計を見てアクセス数を減じて契約を更新するケースが増えてきました。
授業でデータベースを使った実習をされている場合に、受講者数を下回るアクセス数で更新するケースも考えられます。
授業でどのようにデータベースを利用されているかメディアセンターで把握するのは難しい状況です。授業で契約データ
ベースの利用を計画される際は、メディアセンターまでご確認・ご相談ください。
*契約更新は通常海外のものは毎年1月、国内のものは4月に行われます。
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各データベースの詳細説明、接続は学内LANに接続したパソコンから、「データベースナビ」http://www.mita.lib.keio.ac.jp/
dbnavi/ にアクセスしてご利用ください。 keio.jp マークがついているデータベースは慶應 IDでご自宅から利用可能です。
◯聞蔵Ⅱビジュアル keio.jp
朝日新聞社が提供する朝日新聞本紙
全文
企业安全文化建设方案企业安全文化建设导则安全文明施工及保证措施创建安全文明校园实施方案创建安全文明工地监理工作情况
記事データベースです。従来の
1984年8月以降の記事全文(500万件以上)に加え、1945~1984年の記事も
検索できるようになりました。1945年~1984年、2005年11月~の期間は
紙面イメージを見ることができます。(1945年~1984年は「Document
Skipper」のインストールが必要です)
◯eol ESPer keio.jp
国内企業(上場、非上場)の財務情報や有価証券報告書等の全文データベースで、多くの支持があったことから、この4月より
新規導入が決定しました。企業の基本情報に加え、マーケット情報や1989年以降の財務情報、1984年以降の上場有価証券報告書
などを収録しています。スクリーニングなどの検索機能が充実しているのと、データのダウンロードが容易で、複数企業の業績
比較・分析機能にすぐれています。昨年度までご利用いただいていた「@有報革命」は、今年度に限り同時アクセス数 1でご利
用いただけますので必要に応じてご利用ください。
リモートアクセス(keio.jp)新規導入データベース
慶應 IDがあれば学外からも利用できます。https://kras1.lib.keio.ac.jp/にアクセスしてご利用ください。
聞蔵Ⅱビジュアル(朝日新聞) WHOPLUS(人物情報) eol ESPer(有価証券報告書)
理科年表プレミアム Naxos Music Library(音楽) ネットで百科(百科事典)
ACM Digital Library(学会誌) 日本の論点Plus MAGAZINEPLUS(雑誌記事索引)
新 規
Who's who in Asia(Marquis Who's Who)2007(2007)⊖
商工振興(大阪府商工部編集)7〈1956〉⊖25〈1974〉
新京経済季報(新京商工公会)1〈1941〉⊖3〈1943〉
誌名変更
Economic & Labour Market Review(National Statistics)1(1)(2007)⊖
前誌名:Economic trends, Economic trends. Annual supplement,
Labour market trends
廃刊・休刊
AFF : agriculture forestry fishery(農林統計協会[編集] ;農林水
産省[編集協力])⊖38(3)(438)(2007)
PEB exchange : the journal of the OECD Programme on
Educational Building(OECD)⊖57(2006)
Quarterly bulletin(Bank of Japan)⊖14(4)(2006)
調査と情報(農林中金総合研究所)⊖225(2007)
日本銀行調査季報(公文書版)(日本銀行)⊖2006(秋)(2006)
日本工業製品総覧(日本VSMF産業調査室)⊖2003(2003)
のびゆく農業 :世界の農政(農林水産業生産性向上会議)⊖972(2006)
世界週報(時事通信社)⊖88(12)(2007)
旬刊国税解説速報(国税解説協会)⊖47(1717)(2007)
シンクタンク年報(NIRA)⊖2006(2006)
中 止
Information development:the international journal for
librarians, archivists and information specialists(Mansell)⊖
22(4)(2006)
Items & issues(Social Science Research Council)⊖5(4)(2006)
新規データベースのお知らせ
今月の雑誌の動き
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MITA MediaCenterNews No.101 May 2007
藤枝 晃 『文字の文化史』
― 人文科学の一つの到達点 ―
附属研究所斯道文庫准教授 佐々木孝浩
「斯道文庫」を御存知だろうか? よく「期道文庫」と誤られるが、「キドウ」で
はなく「シドウブンコ」である。日本でも珍しい書誌学的研究を専門に行う慶應
義塾大学の附属研究所である。「書誌学」とは、今流行?のWikipediaで検索す
ると、「書籍を対象とし、その形態・
材料
关于××同志的政审材料调查表环保先进个人材料国家普通话测试材料农民专业合作社注销四查四问剖析材料
・用途・内容・成立の変遷等の事柄を
科学的・実証的に研究する学問」とある。それが何の役に立つのかの説明はここ
では省く。興味がおありの方は、三田の旧図書館4階の斯道文庫の扉をお敲きい
ただきたい。
宣伝めいた前置きが長くなってしまったが、斯道文庫に所属して日々江戸時代
以前の書物と対話している稿者が、今回塾生の皆様にお勧めしたいのは、書誌学
とも縁の深い文化史学に関する書物である。著者の故藤枝晃博士(1911‒1998)
は京都大学人文科学研究所の教授であった方で、中国の西方諸国、いわゆる西域
から出土した古写本類の研究をされた東洋史学者である。『文字の文化史』はその代表的な著作であり、1971年
に岩波書店から刊行されている。91年には同じ岩波書店の同時代ライブラリーの1冊として再刊、99年には講
談社学術文庫としても上梓されていることからも、世評の高さは知られよう。一般向け美術工芸誌の連載を纏め
たものなので、専門学会誌での書評を見送られたのに、フランス学士院より権威あるジュリアン賞を贈られたと
いう曰わくまで付いた名著である。
本書には、「象形文字から始めて印刷になるまでの歴史」・「神の文字が万人の文字になるまでの発展の物語」
(あとがき)が記されている。人文科学の一つの理想は、啓蒙性と専門性の融合だろうが、本書はそのお手本の
一つと言ってよい。平易で飾りのない文章で淡々さらりと語られる内容の高度さと奥深さに、稿者は痺れてしま
うのである。僅か数行で従来の学説を否定する第8節の末尾など、ただただ唸るしかない。この数行を書くまで
に、どれだけの研究の蓄積と努力が必要であったか。当に達人の仕業なのである。
なにも唸りながら読まなくてもよいのだが、本書は、文字というものがアジアを中心とする人間の歴史におい
てどれほど重要な役割を果たしてきたのか、我々がそうした歴史と伝統をどの様に継承しているのかを、豊富な
図版を用いた具体的な事例を追いながら、楽しく理解できるようになっている。ついでに言えば、良く耳にする
「敦煌」が、何故あれだけ世界から注目されるのかも判るであろう。
経済や芸能面で急速に融合しながらも、政治的には対立の絶えない今日の東アジア地域だが、その文化に確た
る共通性のあることを知っておくことは、未来の先導者となる塾生の皆さんにとって、決して損なことではない
はずである、と思うのですが。
Q:今日はあいていますか? 何時までやっていますか?
A: 開館日や開館時間は、図書館のHP(http://www.mita.lib.keio.ac.jp/)の「開館カレンダー」や携帯
サイト(http://www.mita.lib.keio.ac.jp/k/)で確認できます。バーコード読取機能がある携帯電話で
は、QRコードでサイトにアクセスできます。また、各階カウンターでは、半年分の開館予定を載せた
ミニカレンダーを配布しています。
土曜日や日曜日も開館していますので、カレンダーで開館予定を確認し、お休みの日も図書館を活用
しましょう。
よくある質問
読書のすすめ Vol.8
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MITA MediaCenterNews No.101 May 2007
発行所 慶應義塾大学 三田メディアセンター
〒108⊖8345 東京都港区三田2⊖15⊖45
TEL 03⊖5427⊖1654 FAX 03⊖5484⊖7780
発行日 平成19年 5月1日
印 刷 有限会社 梅沢印刷所
三田メディアセンターニュースは、ホームページでもご覧になれます。
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/guide/publication/mc_news/
『江戸切絵図 芝三田二本榎高輪辺絵図』 景山致恭著
江戸 金鱗堂尾張屋清七[版] 安政2(1855)年 1鋪
幕末の芝・三田・高輪周辺の地図(木版色刷、36.1×71.4cm)です。全体に大きな白地が目立ちますが、ほとんどが
大名屋敷で、右辺から四分の一、中ほどの三角白地が「松平主殿頭中屋敷」。現在の慶應義塾大学三田キャンパスです。
下辺の半円は海を表わしています。海岸線の中央真上には「泉岳寺」の文字が見えます。左下辺の人家が建て込んで
いるところは品川宿。当時東海道を往き来する旅人で賑わった場所です。
この尾張屋版「江戸切絵図」はひと揃い全31図。嘉永2(1849)年から順次刊行され、全図でほぼ江戸全域(郊外を除く)
をカバーしています。「切絵図」とはこのように、広い特定地域を分割して作成した絵図のことをいいます。大きな1枚
ものの地図に比べ、取り扱いや携行が楽で、情報も盛り込み易かったものと思われます。
「江戸切絵図」には吉文字屋版や近吾堂版などもありますが、尾張屋版は明治初頭まで増補・再版などを繰り返し、多
数の版が現存しています。そのため、絵図上に江戸から明治にかけての変化の激しさを見ることができます。慶應義塾
大学のHUMIプロジェクトのホームページ(http://www.humi.keio.ac.jp/jp/)には版違いの絵図4種のデジタル画像
と解説が掲載されています。 [127@9@25](清野早苗)
三田メディアセンターで契約するデータベースの件数です(2006年3月末現在)。これだけのデータベース
に触ることができるのは塾生の特権でもありますから、在学中に是非一度様々なデータベースに触って
みましょう。しかし、学習・研究でデータベースを本当に活用するには、単にデータベースの使い方(手
段)が分かるだけではなく、検索するためのキーワード(目的)が必要です。効率のよい検索のためにも、
まずは幅広く情報や知識を吸収するため、書架を歩いて様々な文献を手に取ることもおすすめします。
今月の数字
答 え
メディアセンターの利用にあたって
◯図書館への入館・サービスの利用には学生証・図書利用券が必要です。必ず携帯してください。
◯各サービスの利用には一定の条件があります。詳細は各カウンターへお問合せください。
◯ 図書館は多くの方が利用します。それぞれが気持ちよく過ごせるよう、携帯電話での通話、飲食など、他の利用者に迷惑となる行為
はやめましょう。特に飲食は資料へ悪影響となる場合があります。
◯ワープロ・パソコン・電卓等は定められた場所で利用してください。
◯図書館内のコピー機は図書館資料を複写するために設置されている為、それ以外のコピーは禁止です。
貴重書紹介